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犬と猫の肥満

みなさん、肥満は病気だと、ご存じでしたか? 欲しがるからといって、ご飯やおやつをあげすぎていませんか? 『食欲の秋』ということで、肥満についてご紹介致します!

肥満とは?

肥満とは、摂取したエネルギーと、消費したエネルギーのアンバランスによって起こります。1日に必要とされるエネルギーより、多くのエネルギーを摂取した場合、肥満の大きな原因となります。犬の場合、与えられた分だけ食べようとする習性を持っているので、いつでもご飯を食べられるようにしていたり、欲しがるからといって、ご飯やおやつをあげている場合は注意が必要です。 また、去勢・避妊している犬猫は、ホルモンバランスの変化によって、肥満になるリスクは2倍になるといわれています。

ぽっちゃり気味の方が可愛いと思うんだけど・・。何で肥満は良くないの?

ちょっとぽっちゃり気味の方がかわいいと思う方もいらっしゃると思いますが、実は肥満は、様々な病気を誘発したり、症状を悪化させる要因になっているのです。

肥満がもたらす悪影

★肥満の体全体に血液を送るため、心臓に負担がかかり、心疾患にかかりやすくなる
★重くなった体重で関節に負担がかかり、関節障害を起こしやすくなる。
★免疫力が低下し、皮膚病にかかりやすくなる。☆糖尿病の原因になる
★万が一、傷害や疾病で麻酔下の手術が必要となった場合に、麻酔薬が脂肪組織へ一時的に吸収されてしまい、麻酔の効きが悪く、多量の麻酔薬が必要となり、手術時のリスクが増大する。
★猫ちゃんの場合、尿石症のリスクが肥満によって高くなる。肥満であまり運動しなくなり、飲水量が減り、おしっこが濃くなり、尿石が出来やすくなってしまう。

減量はどうやってすればいいの?

運動で、カロリーの消費量を増やすのはなかなか難しく、メインとなるのが、食事で摂取カロリーを減らすことです。一日にどれくらいのカロリーを摂取しているか、飼い主様自身で把握し、必要 以上にご飯やおやつを与えないことが、重要となります。家族みんなで協力して減量しましょう。 また急激な減量は体に悪く、必要な栄養素が不足してしまう可能性があります。病院で取り扱っている減量用の療法食は、必要な栄養素を減らさずに、カロリーが抑えられるように特別につくられているため、安心して減量に取り組むことができます。また、食事のかさを減らさず、満腹感をできるだけ長く保てるように作られているものもあります。


クレッセ動物病院 院長 西山 寛

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