外耳炎について
皆さん、こんにちは!6月になり、湿気の多い季節になりまし たね♪高温多湿でよくなりやすいのが、外耳炎です。今月は 外耳炎についてお話致します。
原因
外耳炎の原因は複数あり、いくつかの原因が関係して発症することも よくあります。原因としてはアレルギーや内分泌疾患がありますが、その他の 原因として、異物・腫瘍・免疫異常などもあります。犬種によっては耳道の 構造に問題があり、発症しやすいことが分かっています。また高温多湿な環境 により、耳の湿度が増えると発症しやすいといわれています。
症状としては、足先で耳を引っ掻いたり、頭や耳を振るなどの症状が出ます。 アレルギーや内分泌疾患にともなって外耳炎がみられる場合は、赤みが出た り、耳道が腫れたり、独特の臭いの耳垢がでて、痒みがでる事があります。 また耳を縁取るようにカサブタが付いて、強い痒みが有る場合は疥癬という ダニの感染症の可能性も有ります。また耳が不自然な方向に曲がっていたり 耳たぶが膨らんでいる場合は、耳介の皮膚内に血が溜まっている場合もあり ます。
診断
多くの子がアレルギーによる外耳炎です。市販のおやつや人間の食べ物
を与えている場合は何らかのタンパク源がアレルゲンとなっている可能性があります。
原因となりそうな食物は中止しましょう。
耳垢の検査を受け細菌・酵母菌・ダニなどを確認し、治療の内容を決めます。
治療
治療の基本は定期的な耳道洗浄です。家庭でも出来ますが、嫌がって
余計に耳を傷付けたりする危険性があるので、病院でしっかり行ってもらうの
が理想的です。耳垢検査に基づいた点耳薬を使い治療します。
状態によって
注射や飲み薬が必要になることもあります。
外耳炎に気付かず、長く放っておくと耳道が狭くなり、耳穴が閉じてしまっ
たり中耳炎になることもあります。外耳炎は、早めに発見し、必要な検査を
行いその子にあった治療をすることが大切です。外耳炎になりやすい子は定期
的に動物病院で、健診し耳道洗浄を行ってあげましょう。
外耳炎を防ぐため には定期的な耳のお掃 除が必要となってきます。特に湿気の多い梅雨時は、垂れ耳のわんちゃんなどは特に注意が必要です。 そこでこのエピオティック!お耳専用の洗浄液となってますので敏感な耳道内にも優しく、綿棒などでは届かないお耳の奥までしっかり お掃除できます!詳しいお掃除の方法についてや、わんちゃんのお耳の汚れが気になる方は、お気軽にスタッフの方までどうぞ!
クレッセ動物病院 看護師 原田