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大腸炎(急性・慢性)

大腸炎は、少量頻回の排便や粘液便、血便、しぶり(排便姿勢を繰り返す)をともなう下痢症状が特徴です。下痢には小腸性下痢と大腸性下痢に大きく分かれますが、今回は大腸性下痢を起こす大腸炎についてお話しします。

原因

・食事性(ふだん食べ慣れていない食事・異物誤飲)
・感染性(寄生虫、ウイルス、細菌、カビ)
・ストレス性(季節の変わり目・引越などの環境の変化)
などの要因が多くを占めています。その他には、免疫の異常が原因のひとつとして考えられている炎症性腸疾患、糖尿病などの代謝性疾患、ホルモン分泌異常による内分泌疾患、ポリープや腫瘍などによっても起こる場合があります。

症状

・何度も少量の便をする
・便が出ないのに排便姿勢をとる
・粘液や血液の混ざった便や下痢をする
などの症状が多くみられ、その他嘔吐、食欲不振、脱水、腹部痛などもみられることがあります。

診断

問診・身体検査・糞便検査を行います。経過や状態により、血液検査・レントゲン検査・超音波検査・さらに、それらの検査後に全身麻酔下での内視鏡検査を行う場合もあります。

治療・予後

多くの場合、食事療法・駆虫薬・抗菌薬・止瀉薬・抗炎症薬の投与により改善がみられます。しかし、炎症性腸疾患・代謝性疾患・内分泌性疾患・ポリープや腫瘍などが認められた場合はそれらの治療が中心となり、治療が複雑になることもあります。


クレッセ動物病院 獣医師 永嶋

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